2014年11月4日火曜日

10月31日(金)どの時間も日本語学習実践<大久保>

報告会を始めました。日本語で発表です。
今、滞在されている2名の研修生は、日本語を勉強することにとても意欲的です。スリランカの研修生は、12月にN4(日本語能力検定試験)を受験するため、日本人が2名体制の時は、午前90分間、午後90分間、1日180分間勉強していました。しかし、私一人になってからは、午前中はミャンマーの研修生の学習がありますので、1日180分間の学習は到底できません。が、勉強がしたいんですね。「もっと時間をくれませんか」と言ってこられます。

どうしても、勉強となると教科書と勉強机があって学ぶ時間のみを考えてしまう。わかりますよー。
でも、座学だけでは、日本語を話すことは上手になりません。

「どうして日本語を勉強したいですか?」と尋ねたら、

「ガイドになりたいから」
「日本の会社で働きたいから」と返答があります。

だったら、
自分の勉強だけでなくて、お手伝いもした方がいいし、セダナJAPANで一緒に働くことが日本語の勉強になりますよと話します。

日本人と生活していると、何かにつけ細かいです。
挨拶の仕方。清掃の仕方。電気、水道の使い方。台所の使い方。食器を拭くタオル、手をふくタオル、机をふく台ふきん用途ごとに異なります。
洗うスポンジも食器用と鍋やフライパンでは違います。油料理をした後も、油を濾し器に入れた後は、キッチンペーパーでふいて、マイエンザにつけて洗います。そうしないと、配水管がすぐに詰まって洗濯場やシャワー場から水があふれ出してしまいます。おそらく、自国ではしないことばかり。
そういった、ひとつひとつ。

格さんの身の回りの清掃も然りです。動物ですから、おしっこもします。うんこもします。そして、どうしても毛がたくさん出ます。その都度気づいた人が交換したり清掃します。ちょっとでも、気を抜いたら、てきめん、股の部分に炎症を起こしていました。清潔を保たないと、格さん自身もそうですが、自分たち人間にも害が蒙ります。ダニがついたり、病気になったり。だから、するんですよ。と伝えます。

日本人と生活を共にしたアジア人は、どこで働いても重宝されるそうです。きっと、そういった細かいところに気づくからでしょう。

私は以前に、日本でセアロ師のプログラムでアジアの方と一緒に朝の清掃をしていました。その時に、セアロ師に「彼女の前でいい人をしないでください」と言われました。その時、彼女は床をふくのに、モップを探していました。けれど、私は雑巾を片手に持っていました。
それは、モップがよいとか雑巾がよいとかではなく、
「いつもの日本人がやっていることを見せてあげなさい」ということだったんだということが今になってよくわかります。

それは、彼女が自国の会社に勤めて、とても良い人材と喜ばれたと聞いて、遅いですが、腑に落ちました。

彼女は優秀な人でしたので、その上に、日本での体験や日本人との関わりから、心配りができたのではないかと想像が難くなかったからです。

自分が語学の勉強にしろ、清掃にしろできるわけではありません。だからこそ、私はここで一緒に学ぶのだという原点にいつも戻ります。

そして、せっかくDACCに来て日本語を学ばれるのですから、自国に戻っても、一緒に働いていいなぁと思ってもらえる人になってくれたら嬉しいなと思います。

感謝の心を忘れずハートあたたかく、元気に 笑顔で!

私は心を育みながらゆっくり精進です。

<Reported by TOMIKO>