2015年5月6日水曜日

5月4日(月)手間暇かけて<大久保>


昨晩仕込んだオイルは約20時間後に搾油作業に入りました。
自然の力を活かした伝統的な発酵分離法です。
分離した層を取り除いていきます
この方法は、機械的でない分、時間がかかりますが、ココナッツの栄養素を損なわず搾出することができるそうです。

「一連の流れを学習。まず体験!」ということで、通常は、1回に25個のココナッツからオイルを抽出するのだそうですが、今回は5個。(まぁ、まぁ、少なく思いますが、お許しを)ですから、あらかじめ、分離させる容器も表面積の小さいものを使用したかったのですが、目ぼしいものがなく、分離層からみると見た目はオイルの高さは約8mmぐらい。。。
これを取っていくんだ。。。

濾過装置は手作り。「こんなものがあったらいいな。」「こんな風にできたらいいな」とメンバーで知恵を出して、材料を調達し、作られたもので、できるだけ良質のオイルを搾り出すための工夫がいっぱい。


科学の実験室で今や整った器具の原型を見せていただいたように感じました。
滅菌に労を重ね、衛生管理も徹底されていました。

ある材料から作り出した濾過装置!
分離層から、余計なものを取り除き、
タワーのような3段階の濾過装置を通じて、透明なオイルが1滴1滴落ちます。

2次液
温めると分離してきます
引き続き、2次搾油。液を温め、かき混ぜながら水分を飛ばし、オイルと不純物を分離させていきます。丁寧に丁寧に!
使う器具は全部滅菌

 


さぁ、この時間もどれくらい行うのが適切でしょうか?
そういったことも何もわからないので(資料や文献があるわけでなく)、2時間経過をみてみたり、24時間経過をみてみたりされたそうです。

そうやって、出来上がるココナッツオイル。
バージンも純粋100%ですが、2次オイルも十分に純度が高いものが出来上がっていると思います。それに、一般的には工場生産しているからゆえか、温度を加えている方が安かったりするのですが、私たちの場合は実は費やしている工程、時間はこちらのほうが長かったりして。。。

私はカンボジアに来て経験させていただくことの中で、お金や物の価値について混乱ばかりしてしまいます。

心を込めて時間と手間をかけて作られる手作り品。
そこに価格をつけることは本当に難しい。
最後は一滴ずつ落ちて出来上がりま

出来上がったものと、価格は本当に同等の価値があるのだろうか。。。
プロセスにはどれだけの価格がつくというのだろう。

物価はなんでも安ければいいというものでもなく、適切な価格があるはず。到底それではできないのではないかと思うような価格は、どこか、何か裏があるに違いない。
けれど、決まった賃金の中で暮らしていくには少しでも安い方がよいという考え。お金が減っていくのは嫌だから。
それはこれからも自分の求めている生き方なのかな?
正しい物の価値判断、見極めていきたいな。


「ほらほら、登美子さん 落ちだしたよ!」と
連日深夜に及ぶまでこの作業を続けてこられたKABA子さんと
滴下するオイルを見ながら、しばし、いろんな思いにふけてしまいました。


<Reported by TOMIKO>